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食べ物のお話

発酵乳と乳酸菌の効果

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発酵乳と乳酸菌の効果

■お腹の調子を整える

発酵乳や乳酸菌を摂ると、乳酸や酢酸が産生され、腸内を酸性の環境にします。 そのため、有害(悪玉)菌が定着しにくく、善玉菌が優勢になり、腸内環境が よくなります。善玉菌が増えると、悪玉菌の力を弱める、食べ物の消化・吸収の促進、ビタミンB群を中心としたビタミンの合成、免疫力を強化、病気に対する抵抗力をつける働きをするといった効果があります。

■栄養成分が吸収されやすい
タンパク質、カルシュウムが消化・吸収されやすい
乳酸菌は発酵中に乳に含まれているたんぱく質を分解し、一部は発酵に利用され、残りはアミノ酸やペプチドとして発酵乳中に残ります。また、乳酸菌が発酵で作り出した乳酸がカルシウムと結合し、カルシウムの吸収率をよくします。
このため、乳糖を分解するための消化酵素の分泌が少ない人は、発酵乳をとることで、乳糖不耐症に悩まされることが少なくなります

■保存性・おいしさが高まる
酸味の強さと抗菌物質により、食べ物を腐らせる腐敗菌が抑制され保存力が高まります。

■ヒトだけでなく動物にも効果があり
動物にもヒトと同じように腸内菌叢があります。乳酸菌を投与することにより、腸内の有用菌が増加して、腸内菌叢の改善、体重の増加、飼料効率が良くなり、健康な家畜が育ちます。

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