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食べ物のお話

カニの栄養成分と働き

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カニの栄養成分と働き

カニには3つの栄養素が入っております。その量は、カニ100g中に、ビタミンB1が0.05mg、銅が1100μg、亜鉛が3.7mgです。

また、他の魚と比べて低カロリーで高タンパクです。 量はカニの種類によって違いますが、良質のたんぱく質を15%~20%含んでいます。また、糖分や脂質が少ないのも特徴です。

カニの甲羅に存在する多糖類の一種であるキチンは、アルカリ溶液で処理するとアセチル基が除かれてキトサンになります。

このキトサンには、生活習慣病を改善する効果があり、LDLコレステロールを低下させる作用や、動脈硬化の予防、慢性腎不全による貧血、電解質異常を改善させる作用、高脂血症、高血圧、糖尿病などに効果があります。

カニの抗酸化作用を持つアスタキサンチンというカロチン色素は茹でると赤くなります。カロチンは、体内でビタミンAに変わり、がんの予防や老化を抑える効果があります。

この他にも、アミノ酸の一種のタウリンが豊富に含まれており、血圧を正常にして、心肺機能の強化や悪玉コレステロールの減少に効果があります。また、肝臓を強くしたり、胆石や動脈硬化の予防にも有効です。

沢ガニなど殻ごと食べられるカニには、カルシウムが多く含まれおり、骨粗しょう症の予防にもなります。

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